パール・クレーの「人形芝居」。 子供が無邪気な絵を描くことは当たり前のことですが、大人がそれも”立派な”絵描きが描くことはそれ相応のコンセプトや理念があることです。 絵画の技術というものは、写真のように正確に描くことに意味があったのはせいぜい1900年くらいまでで、それ以後は作家の感性や理念・知性などで感覚的にアレンジさせれた作品でないと意味を持たないようになってきました。 それと、カメラの進歩によって肖像画をリアルに描く意味もなくなってきましたことも原因してます。
パール・クレーの絵を単に無邪気な絵として見る人も多いのですが、実は感情を極端なまでに押さえ込んだ描き方をしていると私は考えてます。 それにしても、幼稚園児のそれも女の子の描いた悪戯書きのようです。
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