fujii mihaku 展              概念を超えるエロティシズム<back    next>少年を描いているようだが・・

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色を感じさせない「色彩感」

 色彩感の良さを感じさせる絵には、鮮やかな色を感じさせる絵と、色彩そのものを気付かせない作品があります。 この作品は後者のもので、あまりに自然に色付けされていることにより、色を感じさせません。 トーンが整っていることの証でもあります。 一見、子供の落書きのように見えますが、 ”真に上手な絵” とはこういう絵を指してます。

 

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 こちらは、明らかな色彩を感じさせる作品ですが、よく見れば、暖色系のモノクロの作品のようでもあります。

 ここで、絵画と写真の違いを明かしていきましょう。 この絵のような図は、どう頑張っても写真では撮れません。 絵でしか出来ないことが試みられているといえます。 人物と背景との境目を見てみましょう。 黒で濃く描かれている部分がありますね。 写真であれば、かなり巧みなレタッチを施しても(ほとんど)無理な試みとなります。 どうしてこのような差(違い)が出るかというと、人は両目でモノを把握しますが、写真は片目で見ているものをデータとして記録しているからです。 手前にある人物の線の奥に位置する背景部分は、両目で見ると左目と右目で見える背景部分に差がであるため、(物理的にも)薄くボケて見えてます。 このボケて薄くしか見えない部分を(逆手をとるように)見えている以上に濃く描くことによって、(物理的にではなく)視覚的・精神的にリアリティーを創っていると考えればよいのでしょうね。 

 

 

 

少年を描いているようだが・・ 女に成りきる 題名のない絵 才能が描かせる線描写 印象派

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